家で茹でたうどんを放置すると、時々、麺が互いにくっつき固まってしまうことがあります。
この問題を防ぐ一つの方法は、茹でたばかりのうどんに食用油を混ぜることです。
サラダ油、オリーブオイル、ごま油などを適量混ぜることで、油が麺の表面をコーティングし、麺どうしの密着を防ぐ効果があります。
うどんがくっつく主な理由は、うどんの表面のデンプンが冷えると粘り気を帯び、麺どうしをくっつけてしまうことにあります。
これを防ぐには、茹で上がったうどんはすぐに水洗いし、表面のヌメリを取り除くことが大切です。
この際、冷水でしっかり麺を冷やすことで、麺の食感を保つことができますよ。
この記事では、うどんがくっつかないための具体的な方法とその原因について詳しく解説します。
茹でうどんがくっつく理由とくっつきにくくする方法
茹でたうどんがお互いにくっつく現象の主な原因は、デンプン質が関係しています。
この現象は、うどんだけでなく小麦粉で作られた他の麺類にも見られます。
茹でたてで温かい状態のうどんをそのままにしておくと、冷えるにつれて水分が蒸発し、うどんの表面にデンプンが浮き出てきます。
このデンプンが乾燥して、麺どうしをくっつけてしまうのです。
水で洗って冷やした後も、うどんがくっつくことがありますが、これはうどんの表面に残ったデンプンを十分に洗い落とせていない、または完全に冷やしていないことが原因です。
茹でたうどんは水で洗う
あらかじめうどんを茹でておく際には、麺の表面のヌメリを丁寧に洗い落とすことが大切です。
このとき、うどんを冷水でしっかりと冷却し、中心部まできちんと冷やすことで、デンプン質の熱による麺の柔らかくなりすぎを防ぐことが可能です。
より効果を高めるためには、冷水に氷を加えて急速に冷やす方法がおすすめです。
うどんを水洗いする時には、力を入れないよう、優しく洗い流すようにしてくださいね。
ざるで水を切る時も、麵の表面に傷をつけないよう優しく扱いましょう。
ゆでうどんに油をまぶしてくっつきにくくする方法
先ほどお伝えしたように、茹でたうどんが互いにくっつく主な原因は、麺の表面に残ったデンプンが十分に洗い落とされていないことや、麺が完全に冷えていないためです。
これらを意識して対策を講じると、麺のくっつきをある程度まで防ぐことができますが、時間が経過するとやはりくっついてしまうことがあります。
この問題を解消する方法は、茹でた麺に油をまぶすことです。
麺の表面に油を塗ることで、デンプンによるくっつきを防ぎ、その効果を長持ちさせることが可能になります。
適した油の種類には、サラダ油、オリーブオイル、ごま油などがありますが、ラードやバターは避けた方が良いです。
これらは冷えると固まり、期待した効果が得られないためです。
油をまぶす方法を使えば、家族の食事時間がバラバラでも、事前に多めに茹でておくことができます。
また、冷たいうどんにサラダ油とごま油を混ぜ、韓国のりとキムチをトッピングし、麺つゆでいただくととてもおいしいです。
ぜひ試してみてください。
この方法の利点は、長時間効果が持続することですので、うどんをお弁当に入れる際にも便利です。
その場合、うどんと麺つゆを別々の容器に入れて持っていくと良いでしょう。
まとめ
美味しいうどんをくっつけずに保つためには、次の2つのポイントが大切です!
茹でたばかりのうどんは、冷水で優しく洗って表面のヌメリを取り除き、その後しっかりと冷却してください。
水を切るときも、うどんの表面に傷がつかないよう、やさしく扱いましょう。
長時間の保存が必要な場合、うどんに薄く油を絡めると良いです。
油を使うことで麺がくっつかなくなりますよ。
ぜひ試してみてくださいね。