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分離してしまった生クリームの再生方法と分離の原因、再活用のコツ

生クリーム お菓子・果物

デザート作りにおける生クリームの役割は非常に大きいですね。

ケーキやアイスクリーム、パフェなどによく使われるこの素材は、時として過度に泡立てられて固くなったり、粒状になることがあります。

この状態から、生クリームを元の滑らかさに戻すことは可能なのでしょうか。

この記事では、生クリームが分離してしまった際にそれを元に戻すいくつかの方法をご紹介します。

また、分離してしまう原因や、復活させることができなかった際の再利用方法についてもお伝えします。

生クリームが分離してしまった時の対処法

分離した生クリームを元の状態に戻す方法は、生クリームか牛乳、ヨーグルトを加えることです。

これらの方法で元に戻らない場合は、元の状態には戻せない可能性があります。

その場合は、バタークリームにするなどして活用することを考えてみてください(他の使い道についてはのちほど紹介しますね)。

まずは、分離した生クリームを元の滑らかな状態に戻す方法をご紹介します。

新しい生クリームを追加

あらたに生クリームを加えることで乳脂肪分が再び混ざり合い、元の滑らかな状態に戻すことができます。

同じ生クリームを使うので、風味もそのまま保つことができます。

牛乳を追加

牛乳に含まれる乳脂肪分が生クリームと結合し、元の状態に戻します。

ほとんどの家庭に常備されている牛乳は、簡単に試せる方法です。

ヨーグルトを追加

ヨーグルトに含まれる成分が生クリームの脂肪分を結びつけ、元の状態に戻します。

ヨーグルトを加えることでクリームに艶を出すこともできます。

この作業を行う際は温度に注意し、氷水で冷却しながら進めてください。

泡立て器ではなくスパチュラを使用し、ゆっくりと全体を混ぜ合わせるのがポイントです。

200mlの生クリームに対し、大さじ1程度のヨーグルトを加えるのが適量です。

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生クリームがうまく泡立たなかった時の再利用法

生クリームが上手く泡立たなかった時も、捨てずに利用することができます。

たとえば、ホットケーキやパウンドケーキの生地に加えて焼くと、特有の風味や食感を楽しむことができます。

分離した生クリームは、バタークリームに変えて再利用する方法もあります。

不完全な生クリームを更に泡立て続けると、水分が出てきます。

この余分な水分を取り除きながら泡立てを進めると、滑らかなクリーム状態になります。

このバタークリームをパンに塗ったり、砂糖を加えてお菓子作りに使用すると良いでしょう。

生クリームが分離してしまう主な理由

生クリームが分離して固まってしまうには、主に2つの原因があります。

まず一つ目は、泡立て中に生クリームが温まりすぎてしまい、脂肪分が分離してしまうことです。

そしてもう一つは、泡立てをしすぎることにより、水分と脂肪分が分かれてしまう現象です。

生クリームの泡立て方のコツ

生クリームを泡立てる際には、温度を適切に管理することが重要です。

また、使用するボウルや泡立て器に「水」や「油」がついていると泡立ちません。

水や油が残っていないかを確認して、しっかり乾燥させておきましょう。

泡立てる直前までは、生クリームを冷蔵庫でしっかり冷やしておく必要があります。

可能であれば、泡立てる前にボウルや泡立て器も冷蔵庫で冷やしておくとより効果的です。

泡立ては、氷水の上で行うとクリームが安定します。

泡立ての際は、空気をしっかり含ませながら混ぜ、クリームにとろみが出てきたら、好みの硬さになるまで調整しながら混ぜ続けます。

ハンドミキサーを使用する場合は、最初は低速で泡立てることがポイントです。

クリームにとろみが出たら、ミキサーから泡立て器に切り替えて手作業で混ぜると、さらに良い結果が得られます。

乳脂肪分が豊富な動物性の生クリームは泡立ちが良いですが、混ぜ過ぎると分離してしまうこともあるため、混ぜる強さやクリームの硬さを常に注意しながら進めてくださいね。

まとめ

分離してしまった生クリームを元の使える状態に戻すには、生クリーム自体や牛乳、ヨーグルトを使用する方法を試してみると良いでしょう。

分離した生クリームは、バタークリームにして使ったり、ホットケーキなどの生地に加えて使う方法もありますよ。

今後、生クリームが分離しないようにするためには、泡立ての適切な手順を再確認してみてくださいね。

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