家で作るお餅は、店で買うものとは違う特別なおいしさがあります。
つきたては特に柔らかく、つい食べ過ぎてしまうほどです。
そんなお餅を自宅で作ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
ただ、お餅作りにはいくつか準備が必要です。
まずは、材料のもち米。
そして、蒸し器。
お餅を作るには、通常、もち米蒸すのですが、普段使わない人には蒸し器がないこともあるでしょう。
でも心配無用です!蒸し器がなくても、お鍋+ザルや、炊飯器で代用する方法があります。
蒸し器の代わりになるアイテムをご紹介します。
蒸し器が無くても「お鍋&ザル」でもち米を蒸すことができる
もち米を蒸すのには、蒸し器ではなく、家庭にある普通の鍋でも十分に可能です。
お鍋と、お鍋に入る大きさのザルと、布巾を用意しましょう。
お鍋に逆さまにしたざるを置き、その上で、布巾に包んだもち米を蒸すのです。
餅を蒸す準備
蒸し方の説明の前に、まずは、もち米を蒸す準備を説明します。
もち米は洗った後、すぐに蒸すわけではありません。
実は、適切な蒸し方のためには、もち米を水に浸しておく時間が必要なんです。
もち米を水に浸さずに蒸すと、中心部まで熱が通らず硬い状態になってしまいます。
そうなると、作ったお餅は滑らかさや美味しさを損ないます。
水に浸す時間は気温によって変わりますが、一般的には冷蔵庫で一晩くらい浸しておくことがおすすめです。
お鍋で蒸す方法
それでは、蒸し器の代わりにお鍋を使ってもち米を蒸す手順を解説します。
- 先ほどお伝えしたように、まずもち米を洗って一晩水に浸しておきます
- 鍋に水を入れて沸かし、逆さまにしたざるを中に置きます
- ふきんを水で濡らして絞り、その上にもち米を均等にのせます
- もち米をふきんごとざるの上に乗せ、鍋に蓋をして強火で加熱します
- 途中で味見をしながら、加熱時間を調整します
手元にある鍋を使えば、炊飯器が他の用途で使用中の場合や蒸し器がない時でも、もち米を蒸すことができます。
炊飯器を使う方法と比べて、水に浸す時間が必要になりますが、手間は少なくて済みます。
炊飯器を使って手軽にもち米を蒸す手順
炊飯器はお米を炊くのに使いますが、実は、もち米を蒸すのにも使えます。
炊飯器で蒸す場合は、お鍋で蒸すのと違い、もち米を事前に水に浸す必要はありません。
ご飯を炊く時と同じで、もち米と水を一緒に入れて炊くため、事前に浸水する必要がないんです。
それでは、炊飯器を使用してもち米を蒸す手順をご紹介します。
- もち米を4回くらい洗います。もち米は水を吸いやすいので、洗う時はさっと行いましょう
- 炊飯器の内釜に、もち米と水を1:1の割合で入れます。例えば、もち米が1カップなら水も1カップを加えます
- もち米が均一になるように表面をならします
- 炊飯器にもち米専用の設定があればそれを使い、ない場合は通常の炊飯設定で炊きます
- 炊き上がったら、10分程度蒸らせばOKです!
- ふたを開け、しゃもじで上下を返すように軽く混ぜます
炊飯器でもち米を蒸すのは、意外と知られていませんが、とても便利な方法です。
急にお餅を作りたくなった時、炊飯器を使えば水に浸す手間がなく、すぐに作業に取り掛かることができます。
ただし、炊飯器を使う際は、水の量に注意が必要です。
もし、もち米を間違って水に浸したり、水の量を間違えたりすると、できあがりのもち米が柔らかすぎてしまう可能性があります。
特に、お餅をつくときは水分量が重要です。
水分が多いと柔らかすぎるお餅になってしまうので、もち米を洗う際は手早く行い、水に浸さず、水の量を正しく計ることが肝心です。
これらのポイントを押さえれば、炊飯器を使ったもち米の蒸し方は非常に簡単で、自宅で美味しいつきたてのお餅を楽しむことができます。
ぜひ試してみてください。
まとめ
蒸し器がないときに、もち米を蒸す方法を二種類ご紹介しました。
お鍋とザルを使って蒸し器のように使うか、炊飯器で炊く方法です。
お鍋を使う方法は、ざるやフキンを用意したり、もち米を水に浸けたり・・・
準備するものや手順が多くなるので、炊飯器で作る方法が簡単かもしれません。
ただし、蒸して作る方法と違うので、作り方をミスするとうまく炊きあがらなかったりします。
2、3回試してみるとコツがつかめると思いますよ。